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【アルコール飲料】英酒造大手ディアジオ、現地酒造最大手買収で形勢逆転へ

市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルの調査によると、インドの2011年ウィスキー市場ではユナイテッド・スピリッツ(43%)と仏の酒造大手ペルノ・リカール(15%)が占めており、ディアジオ社はわずか0.1%であった。

イギリスの酒造大手ディアジオ社は、2015年までに全売上の半分を新興国市場で獲得するため、新興国先での買収先を探していた。その中でのディアジオ社によるユナイテッド・スピリッツ社の買収は、イギリスの酒造大手ディアジオ社がまさに求めていたものだった。

ユナイテッド・スピリッツ社はユナイテッド・ブルワリーズ社傘下の企業の一つだが、ディアジオ社にとってこの買収案件は国内最大手が持つ流通網を活用できる面でも、将来的な成長の鍵を握るものになる。

世界の酒造業界では1位の英ディアジオと2位の仏ペルノ・リカールが、市場が成熟した欧州から未開拓の新興国地域に展開を進めている。これまでインドで先行するペルノ・リカール社に対して劣勢に立っていたディアジオ社が買収により一気にシェアを拡大するため、インド国内勢力図が塗り変わることになる。

酒造メーカーが海外展開する際の障害となるのは輸入関税率の高さだ。現在進められているEU-インド自由貿易協定が確定されると輸入関税が下がる。これに対してディアジオ社は先手を打ちインドのアルコール飲料事業に最大20億ドル投資し、インドでの体制整備を狙う。

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