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【食品】仏食品大手Danone社、インドで乳幼児・医療用栄養食品事業を展開

フランスの食品会社Danone社がインドの医薬系大手Wockhardtグループの栄養食品事業を128億ルピーで買収した3か月後、設立したインド法人Nutricia international社は、乳幼児及び医療用栄養食品に特化した成長戦略を発表した。

Danone社の総売上は200億ユーロ(2011年)だが、その50%以上は新興国市場が占めている。

同社は、今後3年でWockhardt社から買収した地場ブランドを統合し、インド市場を理解した上で作られたDanone社の海外向け栄養食品製品の販売で売上倍増を見込んでいる。

Danone社はWockhardt Nutrition社の買収に続いて2012年8月に事業開始し、「Farex」「Dexolac」「Nusobee」等のブランドで乳幼児栄養食品を展開している。乳幼児食品市場(250億ルピー)では、シェア75%を独占するNestle社に続く二番手(8%)だ。また医療用栄養食品市場(37.5億ルピー)では、同社の製品「Prontinex」がイギリスの医薬品メーカーのブランド「B-Protein」を抑えてトップシェアだ。

「インドのような新興市場において莫大な成長可能性があることは明白である、しかし問題はそのチャンスをどのように手に入れるかだ」(同社マネージング・ディレクター、Laurent Marcel)

「乳幼児栄養食品の国内市場は毎年15-20%で成長しており、我々は市場より早いスピードでの成長を目指す」(同社乳幼児栄養食品部門Asia Pacific vice president, Dariusz Kucz氏)

同社はアジア太平洋地域の乳幼児食品市場での最大手であり、特に中国、マレーシア、タイで市場をリードしている。インドでは2歳児以下を対象とした商品の広告が禁止されているため、ベビーフードの広告も禁止されている。

「アジア市場はヨーロッパよりも規制が多く、またインドは他のアジア諸国よりもさらに規制が厳しい」と、Marcell氏は語る。Danone社やNestle社等といった、多国籍企業でインド市場大手の企業でも不安が募る。

Danone社は製品の値上げに対する消費者の反発の影響で全体的な成長は低迷しているが、同社は合併前のWockhardt社ができなかったFarexやDexolac等の古くからのブランドを継承するために必要な専門知識や資産を持つ。

 

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