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【ソフトドリンク】インド飲料メーカーRasna社、大都市圏外に潜む市場開拓を狙う

インド果汁粉末飲料メーカーRasna社のChairman Piruz Khambatta氏は、現時点で会社の収益についてはそれほど心配していない。「我々は一人当たりの消費量増加を狙っており、2013来年夏により手頃な価格のミニサイズや革新的な製品ラインの発売し、一人当たりの消費量増加を狙う予定だ。競合相手は、もはや粉末飲料ではなく、缶やペットボトルなどすぐ飲めるタイプの商品(Ready To Drink: RTD)だ」(同氏)。

RTD分野では、FrootiやMazaa等の製品ブランドで展開する予定だ。 同社は1970年代半ば頃、Gold Spot(炭酸ソーダ)やLimca(レモンジュース)に市場を独占されていた頃に濃縮還元飲料を開発・発売した。子ども向けブランドとして認知されている中、同社は“Drink for all”としてのポジションを確立させてきている。

Rasna社の子会社Rasna Beverage社は栄養ドリンク、ペットボトルのミネラルウォーター、高級なフルーツジュースを生産する見込みだ。

粉末からRTDへの切替えは同社がより高い成長率を狙ったものであり、より活発なカテゴリーがその目標を達成可能とする、と業界専門家は話した。

35の貯蔵庫、2500の仕入れ業者、180万の小売店と700人の販売員を持つRasna社は、大都市圏でのブランド力低下の可能性がありつつも、大都市圏ではない、キラナストア等の小規模小売店が独占している地域にある潜在的なチャンスを見ている。

同社は濃縮還元粉末飲料市場で未だ90%のシェアで独占状態であるが、TangやPiyoz、Kissan等の競合製品の市場参入により競争環境が激しくなるだろう。

今後の販売についてKhambatta氏は、清涼飲料だけでなく消費者嗜好に合わせた健康効果のある飲料も展開する見込みだと話している。

インドの果汁飲料市場規模は500億ルピーと推定され、年35~40%の成長を記録している。業界調査によれば、主要企業はコカ・コーラ社やペプシコ社、Dabur社、Godrej社等である。

市場調査会社Euromonitor International社によれば、濃縮還元飲料の売上は低迷する一方、RTD製品が手軽さや消費スピードの魅力により伸びている。消費者の健康志向の高まりもまたこの流れを助長している。

 

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