インドの最新業界ニュース、2500社のインド企業情報を提供するポータルサイト

【飲料】マハラシュトラ州の水不足、ビール製造各社に影響

干ばつに悩むAurangabad地区(マハラシュトラ州)では、Walunj産業地区に拠点を置くビール醸造所に対して、州政府による給水規制が避けられない状態だ。

同産業地区には大手ビールメーカーKingfisher、Heineken、Fosters、Carlsbergらの醸造が行われておりマハラシュトラ州のビール生産中心地としても知られている。

1リットルのビールを醸造する為には約298リットルの水が必要とされ、グラス1杯(250ml)のビールを製造するには74リットルの水が必要である。

同地区でのビール醸造は、約60km離れているJayakwadiダムから供給されている。その水質の良さからビール醸造に適した水として選ばれているが、降水不足のモンスーンにより同州は深刻な水不足に見舞われ、農家が州政府に対して非難の声を上げ始めている。彼らは、水は生活と農業生産の為にのみ供給されるべきで、産業用水は二の次だと主張している。

昨年のDiwali頃から、Waluni産業地区を管理するマハラシュトラ州産業開発公社(MIDC)に対して、多くの農家が産業地区への水供給を1日停止するよう強行したが警察の配備によってすぐに再開された。

MIDC関係者によると、元々水分配を担っていたMIDCは深刻な水不足に伴い地域内の水源確保を担うこととなり、ビール会社を含む同地区の全企業に対して水消費の削減を求めている。

MIDCは通常1日当り5,600万リットルをjayakwadiダムから取水しているが、現在は1日当り4,400万リットルまで減少した。

また、MIDCは同地区への供給ポンプを4つ保有し通常は24時間稼働しているが、現在では稼働時間が1日当り8時間ほど短縮された影響で組み上げ量が20~22%減少している。(同氏)

各ビール業者は給水量の減少を受けて代替措置を模索しており、民間水道事業者による安定的な水供給を検討している。しかし、ビールの生命線となる水質は同ダムに及ばず経済的にもコスト高となるためビール会社には致命的だ。また、夏季のビール需要の増大に対して供給量が不足する事態に直面する可能性がある。

 

一覧に戻る