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【食品】Hindustan Unilever社、加工食品部門の成長鈍化 飲料部門は急成長

Hindustan Unilever社の2012年12月決算では、加工食品部門に損失が出ており悩ましい結果となった。しかし飲料部門は飛躍的な成長を続け、頼みの綱である石鹸及び洗剤部門も主力ブランドとして大きな売上を築いている。

同社の2012年12月期のFMCG部門における売上は前年比15%増だ。成長率は前四半期9月の16%よりわずかに下降した。

石鹸・洗剤部門はHULの総売上およそ半数を占めており、その成長率は20%を記録している。同社ブランドのSurf Excel及びRinは2倍の売上を記録した。

飲料部門も紅茶やBruシリーズの新製品発売により18%の成長を記録した。同部門は2012年9月期に盛り上がりを見せるまで不安定な状態であった。しかし今は同社の全売上の約10分の1を占めている。この部門での利益率は前四半期よりも際立って改善されている。

一方で加工食品部門の成長は落ち込み、成長率は8%、部門全体も損失を出した。

驚くことに1年のこの時期にパーソナルケアの販売が冷え込んでおり、成長率も13%と、前四半期の成長率を下回っている。12月期は通常最も売上の好調な月であるはずだが、低価格製品の人気上昇と高級スキンケア製品の競争激化に打撃を受けて顔用クリーム等の製品も芳しくない。TRESemmeやDoveシリーズの新製品を発売し、好調な売れ行きにより損失分を補完した。

激化する競争に打ち勝つために広告費や販促へ力を入れ、2012年12月期には広告費への支出額を売上の1%から12.8%まで引き上げた。全体の投入コストは売上の53%を継続しており、広告費を上げつつ他費用を抑えることで、結果として利益率16%を保持することができた。

同社はまたUnileverにロイヤリティを支払わなければならず、現在の売上比1.4%から3.15%に段階的に引き上げられる。このような各支出額の増加により、インド法人全体の利益が縮小している。

 

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