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【飲料】果汁飲料のPB製品、市場に浸透 品質や価格で支持獲得

市場調査会社Mintelのレポートによると、インドの飲料市場では小売店のプライベートブランドがその品質と価格から消費者の支持を獲得してきており、国内外のナショナルブランドを上回る勢いだ。

プライベートブランド飲料はこれまでナショナルブランドへは手が届かなかった低所得者層も狙っており、現地での原料調達によって更なる値下げを可能にする。

容器入りジュースは比較的新しい市場であり、国内の一人あたりの消費量は依然非常に少ない。インドの小売飲料市場はナショナルブランド製品に独占され、特に大手3メーカーのCoca-Cola、Pepsi、Parle Agroが市場の85%を占めている。

果汁飲料は目新しい製品ではなく、店舗や家庭でも消費されている。現に国内のジュース消費の95%がフレッシュジュースによるものだ。

Mintel社フード・飲料アナリストのRanjana Sundaresan氏は「インドのフルーツジュース消費は都市部を中心にここ数年で急増している。それまで、いくつかのナショナルブランドしか市場参入していなかったが現在は参入も増加し、消費者もブランド志向だけでなく品質や価格も重視して選択するようになった。プライベートブランドは高品質と低価格を実現し、消費者の支持を得ている。西部でのプライベートブランドの人気を取ってみれば、インド全土において成長の可能性があるのは明白だ。」と話す。

プライベートブランドはまだインドでは導入されたばかりで、組織小売市場自体も未だ小規模だ。組織小売業は2011年時点で1兆5,150億ルピーと測定され、小売業全体のわずか7.2%である。

政府の海外ブランド小売のFDI参道に伴い、海外大手小売りがインド市場へ参入した際にはプライベートブランドの展開も拡大するだろう。「競合の増加により、消費者はより高品質で低価格な商品を多くの選択肢から選ぶことができるようになる」(同氏)

 

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