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【食品】躍進するインド外食ベンチャー企業

インド食品産業が成長している中で、デリバリーサービスや各種予約サービスも成長してきている。

現在インドでは、レストランでの席予約サービスや、メニューの注文をすると自宅まで配達してくれるサービスを行うベンチャー企業が数多く生まれている。Dineout社、bookyourtable社、Foodpanda社、Justeat社、Dinein社、Yo! Potato社は、その一部だ。

1,2都市のみで展開する起業して間もない企業もあれば、10都市以上拡大している企業もある。各社は、レストランと提携することでスムーズにサービスを提供できるようにしている。この事業形態は進化し続けており、食品産業・外食産業においてこれまでにない新サービスの開発が続いている。

 

  • Dinein.in
    Dinein.inはChennaiを中心とした新サービスであるが、同都市の中で65店舗のレストランと提携し、レストランが提供する商品を宅配している。この取組についてeコマース開発会社であるEasy Commerce社のパートナーVinit Chordia氏は「我々は市内のレストランのパートナーだ。レストランがオンライン上で注文を受け取れるシステムや、配送に必要な物流を提供している」とコメントしている。同社は、宅配受付のウェブサイトだけでなく家庭から電話注文できるようなコールセンターも設けている。

    Dinein.inでは、提携レストランの一覧が表示され、各レストランメニューをクリックすれば食べたいメニューを注文できる。ウェブサイト上で注文されると、各レストランの厨房でプリントアウトされる。注文金額が一定以上であれば宅配料金は無料だが一定金額を満たさなければ、別途料金がかかる仕組みだ。

    デリバリーサービスのアイデアは同氏の宅配をお願いした食事を家で得られなかった個人的な経験から着想されたもので、当初はデリバリーサービスを開始する予定はなかったという。

    同氏はそこでインドでのeコマース市場の可能性に着眼し、今後の見込み顧客に対して自社のポテンシャルをアピールする舞台として早々にサービスを開発・展開に至った模様だ。

    平日はデリバリーの数は75~100件程度だが、週末は100~150程度まで増加する。Dinein.inが提携するレストランの中には、10~20%のサービス料を出す店もある。

    現在dineinはChennaiのみで展開しているが、Vinit氏は市外への展開を考えているが、実現の為には提携するレストランの数を増加し注文数を増やしていく必要がある。

 

  • Yo! Potato
    デリバリーサービス“Yo! Potato“ののアイデアは2011年の10月に生まれ、同年12月にはベンチャーが設立された。「我々が必要なのはWebサイトのページだけだ。ビジネスを始めるまでに多くの時間をかけたくなかったのだ。」とYo! Potato Marketing Co Pvt Ltdの協働設立者Krishna氏は語る。同氏によれば、これは最も安くアイディアを試せる方法であり、最も安く正確な決断を下せる方法である。

    最初の半年間、Yo! Potato社はデリバリーのサービスを無料で提供しており、この期間中の注文数は毎月800程度であった。しかし1回あたり80ルピーの料金がかかるようになると、100程度まで落ち込んだ。注文数は、再び上昇してきており、現在は毎月700程度まで回復した。

    この期間、同社は大きな変化を経験した。現在Showkath氏は同社に積極的に関わっておらず、彼自身のベンチャーに集中しようとしている。また、他の子供時代からの友達であるPawan Kumar氏がYo! Potato社にパートナーとして参加している。Krishna氏によれば、デリバリーサービスに料金を支払うという事業が飽和状態になると、企業はレストランと提携することで収入をレストランから得、デリバリーサービスを無料で提供するようになると見ている。

    それに対して同社はレストランと提携した場合も無料にせず固定料金でサービス提供したいと考えており、フランチャイズ展開によりチェンナイ市内でより広いエリアへの展開を目指している。同氏は現在資金調達に向け新たな投資家を探している。

 

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