インドの最新業界ニュース、2500社のインド企業情報を提供するポータルサイト

【食品】インド・パッケージ食品市場、2030年に6兆ルピー規模、年率9%成長を予測

パッケージ食品の業界は毎年9%の拡大を続けており、この産業は2030年までに6兆ルピーまで成長し、特に牛乳・菓子スナック類・加工鶏肉が多数を占めると予測されている。

インド工業連盟(CII)とマッキンゼー社による調査レポート“India as an agriculture and high value food powerhouse by 2030”によると、パッケージ食品の急速な成長はブランド製品に支えられると見ている。

パッケージ牛乳市場は2030年までに776万ドルから3,290億ドルまで成長すると予測されている。2030年までに発売されるパッケージ牛乳のうち、ブランド製品が占める割合は現在は31%だが、今後73%まで拡大すると見られる。菓子・スナック類は2番目に大きな市場になると予想され、2010年の推定12.8億ドルから2030年は約164億ドルまで拡大すると見込んでいる。

加工鶏肉市場は2030年まで毎年17%という最も素早い成長が予測され、2010年の約4.0億ドルから2030年までに83.4億ドルに成長すると考えられる。同様に、ビスケットも2030年に131億ドルまで成長させる計画だ。パッケージ小麦粉は2010年から2030年にかけて5.7億から13%成長し、81.5億ドルとする予定だ。

マッキンゼー社のインド法人代表Adil Zainulbhai氏によると「インド国内での加工食品部門において、ブランディングは次の成長の波に乗る上で重要だ」と語る一方、「適切なインフラや安全基準、統一された政策」などの欠如のような問題に、加工食品部門は苦しめられている」。

「規模拡張はインフラの開発に大きく関係し、その際にブランディングの機会が訪れる。」と同氏は語る。ブランディングという概念は生鮮食品にも拡大しうるものであり、Mahagrapesのような例もある。Mahagrapesは、マハラシュトラ州政府公認による国内ブドウ栽培者とのコラボレーションによるものだ。

可処分所得の増加によりインドの人々は価値の高い食品を好むようになっており、消費が植物由来のタンパク質から動物由来のタンパク質へとシフトしている。「我々はこのシフトの初期段階におり、高い価値の製品生産を求められている。それは果物や野菜についても同様であり、今後20年間でさらに傾向が強まるだろう」(同氏)。

タミル・ナドゥ州、グジャラート州、マハラシュトラ州、ビハール州、パンジャブ州などで作られたSoyabean、マンゴー、バナナ、じゃがいも、鶏肉、の5種類の作物の可能性に関するレポートでは、インド国内の食品・農業部門での成長を加速させる12の仲介役を提案している。今後20年間で消費者の需要は大きく変化する為、その補佐を仲介者が行う。

 

  • AGRI TECH MISSION
    これにはNational Agricultural Technology MissionとNational Farm Gate to Market Infrastructure Authorityの設立も含まれる。この2つはNational Highways Authorityの一部であり、現在のインドの農業に関するインフラの開発を行うことでcold chainやstorageへの民間投資を増やす方針だ。
    「消費パターンの変化に伴い、農業や食品部門では作物の多様性や高い価値の作物が重要となる。現在のいくつかの法律を見直し、熟考された政策をとることで、インドはアジアの食品ハブとなりうる。」とCII National Council on AgricultureのChairmanであるRakesh Bharti Mittalはコメントしている。
一覧に戻る