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【食品】インドヨーグルト市場 都市部で活況、食習慣・健康意識の高まり背景に

インド合同商工会議所(ASSOCHAM)によると、インド・ヨーグルト市場は年平均成長率40~45%で成長を続けており、市場規模は現在の75億ルピーから2015年には120億ルピーまで拡大する見通しだ(無脂肪・低脂肪製品含む)。

同報告によると、3年前までは知られていなかった”Yogurt”は、”Dahi”(インドでの伝統的な乳製品)に代わって現在都市部を中心に広まっている。TierⅡ,Ⅲ都市では風味が加えられたヨーグルトを定期的に購入する人が増えている。背景としては、消費者サイドの健康意識の高まりや可処分所得の増加、食品に対する品質意識の高まりなどがあり、生産者サイドとしての食品加工業界の急成長がその動きを後押ししている。

インド合同商工会議所の事務局長D S Rawat氏は「インドの消費者は自炊からパッケージ食品へ移行段階にある。インドでは、ヨーグルトは健康的なデザートとして位置付けられている。プロバイオティクスやビタミン配合、混合、クリーム、果肉入りなど様々な開拓がされている。バニラ、マンゴー、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、プラムなど様々な味の製品も販売されている。

消費者の健康やウェルネスの意識が向上しているため、ヨーグルトの人気は現在の勢いが続くだろう。衛生面、脂肪分、栄養に関して消費者の関心が高まっているため、パッケージ化されたヨーグルトの需要は今後も増えると見込まれる」と語った。

インド合同商工会議所の報告によると、ヨーグルト市場は巨大な可能性を秘めている。飲料タイプのヨーグルトは乳飲料やフルーツ・野菜ジュース分野と重なるが、スプーンで食べる固形タイプのヨーグルトはアイスクリームと競合する可能性がある。各分野において、“無脂肪・低脂肪、無糖・低糖”の食品は新しいトレンドだ。「プレーンとフレーバーのフローズンヨーグルトは、既にアイスクリームから移り変わり始めている。消費者はヨーグルトを単なる健康的なお菓子ではなく、健康的な食事の代替品として捉え始めている」(Rawat氏)という。健康志向の母親や若者の一部は、ドリンクやアイスからフレーバー・フローズンヨーグルトに切り替えている動きもあるようだ。

企業の中では、ヨーグルトは素早く簡単に健康的な食事の代替品とみなし、ビジネスパーソンを対象として他の企業と提携する動きもある。

ヨーグルト消費量で見ると、フランスでは年間1人当たり17.8kg消費しているが、インドではわずか0.3kgだ。インド合同商工会議所はフローズンヨーグルト市場の需要は、今後3年間、毎年70~80%拡大すると見込んでいる。

インド合同商工会議所の調査によると、Amul、Mother Dairy、Nestleら大手企業も成長力があるヨーグルト市場を取り込もうと注目しているようだ。Red MangoやCocoberryなど高級ブランドも市場の獲得を試みている。

 

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