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【食品】インド大手小売企業と農家との新たな関係 (2/3)

インド・ハリヤナ州との州境にあるデリー・Bhaktawarpurでは、Mother Dairy社やReliance Fresh社、Walmart社ら小売企業が数多く立地している。Bhaktawarpurに調達センターを設置している小売チェーンの大部分は、政府が所有するセンターと同様の価格を設定している。

Reliance Fresh社は独自の流通網を構築しているが、Mother Dairy社等の他企業は農家団体から野菜を調達するような連携体制を組んでいる。例えばある農家では、葉菜類をReliance Fresh社に供給する一方で、Mother Dairy社にもホウレン草を供給したりマンディで販売する等、一企業のみと提携するのではなく複数の小売チェーンを併用している。また、別の農家では従来地元のマンディで野菜や稲を販売していたが、現在Reliance Fresh社と提携し供給している。農家は前日の夜に取引価格の見積もりや発注量を受け取り、それに応じて作業者を配置して同社に提供しているという。マンディでは浮き沈みする価格変動に気を揉んでいたが、現在は価格は安定しておりただ発注タイミングのみを考慮するのみのようだ。

とある農家では、企業との直接取引によって得られる収益について、企業との取引を開始した約6年前の段階では、毎日2,000ルピーの利益を得ていた。マンディで販売していた頃は500~800kgで平均4,000ルピー得ていたが、企業との直接取引によって平均6,000~8,000ルピーに増加し、年間では20万ルピー以上も収益が増加したという。「マンディは価格設定方法が統一されておらず、変動も大きい。マンディで再び販売しようと思ったことは一度もない」(某氏)とのことだ。

Reliance Fresh社の幹部によると、同社は、アンドラ・プラデシュ州の8つの調達拠点から野菜や果物を調達している。契約農家は約1万であり、毎日約700の農家から購入している。同州の需要を満たすために、近隣の州からも野菜を集めている」と語った。

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