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【食品】インドルピー下落の影響 高級輸入食材の価格高騰

インド食品産業の規模は現在2兆5,000億ルピーであり、2018年には現在の12%増となる4兆2,500億ルピーまで拡大する見込みだ。
コンサルティング会社Technopak社によると、インドの高級食材(オイル、ソース、シリアル、ハチミツ、オリーブ、ナッツ、ビネガー等)市場は現在650億ルピーで年平均20%増であり、2015年までに1,370億ルピー規模に拡大すると予測されている。
高級食材はヨーロッパやタイ、ベトナム、モロッコ等から輸入され、主にインドの中流クラスの人々が購入している。またオンラインでも高級食材は購入できる。

Futureグループ傘下Food Bazaar代表のDevendra Chawla氏によると、輸入食材は通常店頭に並び始めてから2-3ヶ月後に売れ始めるため、輸入業者は2,3ヶ月の間は商品を保管しているという。高級輸入食材の販売価格はディワリ期間になると5-10%程度上昇するが、購入者は価格が上下することには慣れている模様だ。
Godrej Nature’s Basket社の代表取締役Mohit Khattar氏は、インドルピーの下落の影響について「このままルピー下落が続けば、店頭から消えていく高級食品も現れるだろう」と見ている。
デリーで高級食材店を営むUday Chugh氏によると、高級食材の価格が2倍以上に跳ね上がったため、これまで従来の半数の高級食材は取り扱わなくなった。
インドオリーブオイル大手Borges India社MDの Rajneesh Bhasin氏は、「オリーブオイルの価格は50%も上昇してしまった。多くの消費者に過大な影響損害を与えてしまっている」と述べている。

インド合同商工会議所(ASSOCHAM)によると、インドルピーの下落の影響によりインドの五つ星ホテルや高級レストランの利用客が減少傾向にあり、過去3ヶ月で20%落ち込んでいる。また、輸入製品の価格は30%から35%値上がりしている。レストランの中には食材の85%を、日本やフランス、イタリア、タイなどの輸入品に頼る店舗もある。高級レストランでは食材のコストが45~60%膨らんでいる。

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