インドの最新業界ニュース、2500社のインド企業情報を提供するポータルサイト

【外食】インド投資家、オンライン食事配達サービスに注目

PEが外食レストランチェーンに対して大規模な投資を検討している一方、個人投資家(VCs: Venture Capitalists)やエンジェル投資家は、急成長市場であるインドのオンライン食事配達サービスに注目している。
オンライン食事配達サービスは、主にTier IやTier II都市の家庭や電車利用者に食事を配達する事業者を示す。特に投資家の注目を浴びているのは、TravelKhanaやMera Food Choice等の電車上での食事配達サービス、TastyKhana等の食事宅配サービス、Zomato等のレストランやイベント掲載ポータルサイト等である。次々と事業拡大するこれらの企業には、既に投資家との交渉が進んでいる企業も多い。

Technopak Advisors社の社長Saloni Nangia氏は「消費者の外出の頻度が増加すると共に、食品が健康的かつ家庭料理に近く、さらに低価格であることはますます重視される。これらのポータルの多くは、家庭料理に近いメニューを様々な価格で提供している」と語った。
また、投資ファンドPalaash Ventures社のパートナーTapesh Singhi氏は次のように語る。「同市場のポテンシャルは膨大である。インドでは、毎日長距離移動のために電車を利用する人は約1,500万人存在するが、現状ではこれらの人々に衛生的でおいしい食事を提供している店は数少ない。近年増加している食事配達サービスは品質と利便性、両方を提供することが可能である。」

電車の利用者への食事配達サービスTastyKhana.comを運営するTrinket Info Services社は、ドイツのDelivery Hero社と提携し500万ドルの資金を確保した。また、オンライン上のレストラン予約サービスで知られるPoshVine.comは、投資機関My First Cheque社から250万ルピーの資金を取得した。VCCedgeの情報によると、計64のPEと投資家によるインドの食品業界全体への投資額は、過去3年で7億1,400万ドルに及ぶ。
また、Mera Food Choiceの利用者は「大都市に住む消費者は食品衛生の心配はないが、Tier IIやTier III都市では高品質な食事をとる選択肢が少ない」と語った。Mera Food Choice社は現在150駅で食事を提供しており、今後6ヵ月で新たに50駅におけるサービス提供を開始する予定である。

Technopak Advisors社の調査によると、インドの食品サービス市場の規模は140億ドルに達し、その内、非組織部門における売上は120億ドルを占める。また、組織化部門では、ファストフード事業が全体の50%を占めている。

一覧に戻る