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【食品】インスタントスープのブランド”Knorr”、インド市場にて好調

スーパーマーケットを歩いていると、緑色のパッケージに入ったHindustan Unilever社(HUL)のインスタントスープ商品、”Knorr”が非常に目につくだろう。近年、インドでは加工食品市場が停滞傾向にあったが、その中でも”Knorr”ブランドは堅調に成長していた。

HULのChief Financial OfficerであるR Sridhar氏によると、2013年の第3四半期における”Knorr”ブランドの売上高は前四半期に対し倍増したと報告されている。正確な成長率は公表していないが、同氏によると”Knorr”の商品は飛ぶように売れているとのことだ。

“Knorr”商品の人気の背景には、ベジタリアン向けからノンベジタリアン向けまで10種類の幅広い選択肢が、忙しい主婦や働く女性にとって非常に好評であったことが見られる。同商品の購入者は、家事をする時間に制約はあるが、家族の健康管理にも関心のある人が多い。

「一般的な加工食品の消費量が減少するなか、Knorrの商品は健康増進に効果があり商品の質が保証されているため、健康的な選択肢として人気を保っているようだ。」と調査会社Edelweiss社のAssociate DirectorであるAbneesh Roy氏はコメントしている。

“Knorr”の商品はCapital Foods社が販売する競合ブランド”Ching’s Secret”の価格の約4倍にも関わらず、売上は伸び続けている。HUL社は市場規模30億ルピーのインドのインスタントスープ市場において、63~64%のシェアを占有している。また、競合Nestle社の”Maggi”は市場の約23%を占めており、Ching’s Secretは11~12%のシェアを獲得している。

「”Knorr”ブランドは15年前にインドに進出して以降、インドのインスタントスープ市場の発展の主導者となり、市場リーダーとして地位を確立させることができた。我々は本物の野菜から作られた”Knorr”の最高の品質に対して誇りを持っている。」とHULの食品部門のGeneral ManagerであるAbhirrop C氏は語る。

インドにおけるインスタントスープ市場の発展は、国内の小売形態の近代化にも関係している。インスタントスープの消費者は都市部の中流階級の家庭であり、彼らは主に近代的な小売店で買い物をする。

Capital Foods社のManaging Director、Ajay Gupta氏は、「特に都市部の消費者にとってインスタントスープ商品は非常に便利な選択肢として急速に普及しており、同市場は毎年20~25%のペースで成長している。」とコメントしている。さらに、「”Ching’s Secret”はより多くの消費者が購入できるよう、1パック10ルピーという低価格で販売している。”Ching’s Secret”は昨年発売したばかりであるが、急速な成長を見せている。」と語る。同社は新しい種類の商品を次々と発売しており、Mumbaiのような消費量の多い都市において積極的に展開している。同社は今後もインドにおいてインスタントスープの普及に注力する見通しだ。

HUL社も先日クルトン入りの新たなKnorr商品を発売した。Abhirrop氏によると、同社はインスタントスープの製品カテゴリーを拡張するために常に革新的なアイディアを探している。その一例が”Knorr Soupy Noodles”だ。この商品はスープと麺の組み合わせにより開発されたが、残念ながらヒットには至らなかった。
「GSK社のFoodleのように、麺類カテゴリーの中でKnorrの新たな商品が発売されたが、消費者にはこの商品はなかなか理解されなかった。消費者はこの商品が麺なのかスープなのか判断できず、混乱してしまったためだ。」とEdelweiss社のRoy氏は語る。

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