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【食品】Heinz India社、製品ラインアップの縮小により中核ブランドに集中

アメリカの大手食品メーカーHJ Heinz社はインド市場における戦略強化のため、中核ブランドへの注力、地場企業の買収や、主力ブランドComplanの再ポジショニングを後押しする見通しだ。Heinz India社のMD、Seema Modi氏は「現在の市場環境では、当社は小さなブランドを多く持つよりも、少数の中核ブランドの構築に集中するべきだ。これは我々がインドで事業拡大するために不可欠である。」と語った。

Modi氏は、2012年7月にHeinz India社で女性初のMDとして就任した。同氏は「当社は、インド現地の食品会社と買収に向けて話を進めてきた。これはグローバルブランドを市場に持ち込むのではなく、現地に根付いた地場ブランドを買収するという、当社が世界各国で実施している戦略に基づく。」と語った。

インドで健康食品の市場競争が激化するなか、同社はComplanブランドの広告戦略として初めて著名人を活用したプロモーションを実施する。今回契約を結んだのは、チェスのグランドマスターとして有名なViswanathan Anand氏である。
Modi氏は「数か月前に行った市場調査によると、Complanの消費者の45%以上が成人であることが判明した。これまでは子供向けのパッケージで展開していたが、今後は家族全体をターゲットとしたブランドとして促進させていく。」と語る。

同社の売上は現在、約140億ルピーであり、Complanブランドはこの半分以上を占めている。インドの健康飲料市場は、現在最大の競合であるGlaxoSmithKline(GSK)社のHorlicksが市場の約半分を占めているが、Heinz社はGSK社との差を縮めるために積極的に市場攻略している。2013年3月時点でHeinz社のインド事業の売上高は136億6,300万ルピーに達し、対前年比7.9%増で成長している。

親会社Heinzグループにとって、インド市場はインドネシアと中国に並ぶ重点市場である。また、同社の総売上に占める新興国市場の割合は、10年前の約9%から現在では約25%まで増加している。

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