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【食品】インド乳製品大手Mother Dairy社、新規チャネルとして地元の野菜ベンダーと提携

インド乳製品最大手Mother Dairy社は、新たな販売経路として小規模な野菜ベンダーと提携し、自社の乳製品を販売展開していく。これまで同社の製品は主にスーパーマーケットやスイーツショップの棚に並んでいたが、今後消費者は地元の野菜ベンダーから簡単に入手できるようになる。まずはデリー首都圏(NCR)で展開し、次年度にはムンバイやコルカタにも拡大させる計画だ。

Mother Dairy社、乳製品部門の責任者Subhasish Basu氏は、次のように述べる。
「当社は、デリー首都圏(NCR)において700~800店の野菜ベンダーを通じパニール(インドで一般的に使用されるチーズ)の販売を開始した。今後3、4ヵ月で提携販売店を4,000店に拡大させる予定だ。この新たな流通チャネルを我々は“Suvidha Express”と称し、新鮮で純正のパニールをこれまでの販売店以外で展開していくことを最大の目的としている。」

また同社は今後、国内の若年を新たな顧客ターゲットとして狙っていく見通しだ。同氏は、「もし地元の野菜ベンダーでパニールを購入できるようになれば、きっと多くの消費者が近隣のスーパーマーケットやスイーツショップの代わりに利用するようになるだろう。」(同氏)。インドでは一日あたり約40-50トンのパニールが販売されている。

Mother Dairy社におけるパニールの売上は今年度40%の成長率で増加している。同氏によると、特に南部・東部地域において売上が著しく伸びていると語る。
現在、同社がこの新たな販売形態を展開しているは、Greater Kailash、Faridabad、Mayur Vihar、Indirapuramなどインド北部が中心だ。しかし、今後4-5か月でムンバイにも展開させていく見通しだ。
「ムンバイに続き、都市化に伴いパニールの消費量が急増しているコルカタも次に狙っていく予定だ。また、パニールだけではなく、ラッシー、バターミルクやdahiなどの商品も野菜ベンダーで販売していく。これらの商品は、需要が高い季節に限定して展開する。」

パニールの鮮度および品質を担保する手段として、同社は初期投資として20台の配達用バイクを揃えた。パニールはこれらのバイクにより一日2回、野菜ベンダーに調達され、朝の買い物のピーク時間が終わると配達バイクが売れ残ったパニールを回収し冷蔵装備で保管する。夕方も同様に配達・回収が行われる。

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