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【乳製品】Danone社、インドでビニールパウチ牛乳を発売

現在インドの牛乳市場は、世界中の乳業メーカーから注目を浴びている。フランスのDanoneグループも近年、インドのビニールパウチ牛乳(ビニール袋の容器に入れた牛乳)市場に参入し、さらなる事業拡大を目指す見通しだ。

これまで数年に渡りインドで事業展開してきたDanoneグループのインド法人、Danone Food and Beverages India社は、インドのプネにおいて”Danone Dynamix”ブランドのビニールパウチ牛乳を発売した。”Danone Dynamix”は、Danone社の牛乳の調達及び包装を行うSchreiber Dynamix社とDanoneグループが共同開発した乳製品のブランドである。Danone社は現在プネで調整牛乳の販売を行っている。

Danone Food and Beverages India社のJochen Ebert社長はこのようにコメントする。
「現時点ではプネでビニールパウチ牛乳を発売し、市場の理解促進に力を入れるつもりだ。(ビニールパウチ牛乳)市場は非常に潜在的であり、我々の期待も高い。プネでは既にそれなりの売上状況である。」

今年初頭には、同じくフランスに本拠を置く大手乳製品メーカー、Lactalisグループもインド・ハイデラバード本拠のTirumala Milk Products社を買収し、世界最大規模となる乳製品市場に参戦している。

インドにおける牛乳の生産量は2013年度に1億3,900万トンに達したと推定されており、その内、組織化セクターにおける生産量のシェアは約4分の1に過ぎない。Nestle社やDanone社などの外国企業は付加価値を付けた加工乳製品に注力しており、超高温加熱処理(UHT)法の 牛乳を主に販売している。通常の牛乳は低収益、かつ大量生産ビジネスであるため、このような外国企業は市場参入を避けてきた。
国内における牛乳の売上は”Amul”ブランドを手掛けるGujarat Co-operative Milk Marketing Federation (GCMMF)社とHatsun Agro Products社の2社が独占している。GCMMF社のRS Sodhi社長は、「組織化セクターによるビニールパウチ牛乳の売上は、1日当たり4,000万リットルと推定されている。」と述べる。

ビニールパウチ牛乳の市場では“Amul”がトップシェアを占めており、ビニールパウチ牛乳のみで1日当たり1,000万リットルを販売している。
GCMMF社のSodhi氏は、Danone社による同市場への参入に関して「市場拡大に貢献するだろう」と述べる。

Danone社のEbert氏によると、インドの牛乳市場では宅配牛乳や量り売り牛乳の売上が未だ市場全体の約75%を占めているが、近年では多くの乳業メーカーがビニールパウチ袋という革新的な製品を展開し始めている。また現在の牛乳市場では、テトラパック容器の牛乳やUHT法を使用した牛乳の売上の割合はまだ非常に少ないとのことだ。

インドにおいて、Danone社は牛乳を始め、スリム・ミルク、ミルク・シェーク、チョコレート・スムージー、マサラ・バターミルクやスイート・ラッシーなどのUHT法の加工乳を販売している。

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