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【健康食品】インド、健康意識の高まりにより機能性食品市場の急成長に期待

現在インドでは、健康への意識向上や生活スタイルの変化に伴い健康食品のブームが訪れている。現地の調査会社RNCOS社の調査レポートによると、インドの機能性食品(nutraceuticals)業界は今後年率20%で成長し、2019年度には61億ドルに到達すると推定されている。現在の市場規模は22億ドル(推定)である。同市場は特に南部地域に需要が集中しており、その他はアンドラ・プラデシュ州やタミル・ナドゥ州、西ベンガル州などの東部地域に拡散している。

 

同レポートによると、インドの機能性食品市場はアジア太平洋諸国の中でも最も成長の速い市場であり、健康意識の高まりや高齢化、生活スタイルの変化などが成長要因となっている。
機能性食品市場は、機能性食品、機能性飲料、栄養補助サプリメントの3つの分野から構成されており、機能性食品及び飲料で約68%、栄養補助サプリメントで約32%を占めている。機能性食品と飲料には、オーツ類やプロバイオティクス商品、ナッツ類、トマト商品、ヨーグルト、スポーツ飲料などが含まれ、タブレットやカプセル型のビタミンやミネラル、アミノ酸などは栄養補助サプリメントの分野に該当する。

 

インド国内の都市部では、若者の健康維持への意識や肉体的な体型作りの需要により機能性食品の普及率は22.5%まで高まっている一方、農村部地域ではまだ6.3%である。
近年では、得にFMCGや製薬メーカーなどの業界から数多くのグローバル及び地場企業が積極的に同市場に参入している。現在インドでは、機能性食品はインド食品安全基準局(Food Safety and Standard Authority of India: FSSAI)の食品安全基準法(Food Safety and Standards Act, 2006)により管轄されているが、同レポートには既存の法規制では消費者の安全性を保証する上で不十分であると指摘されている。食品安全基準法では、機能性食品製品の製造、保管・管理、流通、販売及び輸入に関する基本的な規制が定められている。

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