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【駐車サービス】インドベンチャー企業 モール駐車場のオンライン予約サービス展開

チェンナイに拠点を持つ、Shyam Ramachandran氏とRajesh Subramanian氏によって2011年に設立されたuPark社は、オンラインや携帯電話のアプリを介して、ユーザーが予めモールの駐車場を予約できるサービスを展開している。

自動車が増加するインドでは、モールを自動車で訪れた人々が駐車場を確保できず、それを恐れてモールを訪れないという人々も出てきている。またモール近郊の車道沿いに駐車した結果、警察にレッカー移動され違約金を支払うケースもあり、駐車場が使えないことを恐れてモールを利用しないという人も少なくない。

同社が提供しているサービスでは、提携しているモールの駐車場のリアルタイムの空き状況がオンラインや携帯端末のアプリを介して提供される。モールの駐車場が満車である場合はユーザー側に連絡される。

同社は、利用者にサービスを無料で提供し、駐車場情報を提携するモールから1台当たり1~2.5ルピーの仲介料金を得ている。

また支払方法も簡単だ。同サービスについて、チェンナイにあるグローバル企業に勤めるChander氏は「このサービスがあるお陰で、事前にモールや周辺の駐車場を見つけることが可能となり、支払いも簡単だ。違法駐車で警察に支払うことを考えても大変便利で有益だ」という。同社の調査によると、モール利用者は駐車スペースを見つけるために平均30分を費やしているため、時間の節約につながると見ている。

これまで、約25万台が同サービスを介して駐車場を予約している。将来的には、モール近郊の未利用地の地主と協力して駐車場を確保したり、予約ごとに30ルピーの使用料を受け取るような施策も検討している模様だ。

ただ同社が行ったインド8都市を対象にした調査によると、回答者の93%は事前に駐車場の空き状況を知りたいと考えているが、一方でその情報を得るためにお金を払いたくないと思っている。

世界の駐車場関連産業の市場規模は約250億ドルに上る。 インドの道路上には約1億3,000万台の車があり、1年で約270万台ずつ増加している。さらにインドでは関連する産業団体や政策がないため、駐車場に関する問題は年々悪化の一途を辿っている。実際に、2011年にIBMが初めて駐車指数を用い、世界20都市でランキングを作成したが、ニューデリーとバンガロールが最も悪い評価を受けている。

 

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