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【ヘルスケア】世界の投資家、インドのヘルスケア業界に期待

現在、インドのヘルスケア業界は、世界中のプライベート・エクイティ(PE)やベンチャー・キャピタル(VC)から魅力的な投資先として注目を浴びている。2013年12月のみでも数件の大規模なPE投資が行われており、その中には、大手PE・KKR社によるGland Pharma社への2億ドル、The Carlyle Group社によるMedanta Medicity社への1億5,800万ドル、そしてBain Capital社によるEmcure Pharmaceuticals社への1億1,400万ドルの投資案件などが含まれる。

ムンバイ拠点の投資銀行Singhi Advisors社のAssistant Vice-President、Sujay Kotak氏は現在のインド・ヘルスケア業界について、投資に対し安定した利益が保証されたインドで唯一の業界であると述べている。
VCCEdgeのデータによると、過去3年間においてインドのヘルスケア業界へのPEおよびVC投資は約300%増加している見通しだ。2011年は、合計39件の投資により総額が3億1,200万ドルであった同業界は、2012年で合計65件および総額10億ドル、2013年には総額12億ドルまで拡大していると報告されている。

また、Bain & Company社の報告書によると、インドのヘルスケア業界の成長には、需要の急増や政府の支援などを始めとした数多くの要因が背景にある。同業界の発展は、政府関係者や民間の投資家、両者にとって非常に魅力的で有益な機会を示している。

インドのヘルスケア市場は現在780億ドルと推定され、2008年から2012年まで平均11%増の成長を遂げている。

ヘルスケア業界への期待が高まる一方、インドのFMCG業界は低迷傾向にあるようだ。2013年のインドFMCG業界に対するPE・VC投資は、対前年比50%減となり、投資額は2012年の4億8,300万ドルから2013年は2億4,400万ドルに縮小した。

Technopak Advisors社のSaloni Nagia氏は「FMCG企業の市場価値が上昇し、経営者の期待値も高まっている。そのような状況のなか、PE投資家は想定した利益を回収することができない可能性があるため、同業界への投資に消極的な姿勢を見せている。」と指摘した。

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