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【医薬品】インドの医薬品産業、2016年までに270億ドル規模へ拡大

インド国内における医薬品産業の総売上高は、2013年から2016年にかけて14.4%上昇し、270億ドルに到達する見込みだ。しかし同業界では、品質担保や国際水準への対応などの課題も抱えているのが現状である。

Deloitte社の報告書”2014 Global Life Sciences Outlook”によると、インドの医薬品業界における2012年度の売上高は226億ドルであり、2013年には236億ドルまで拡大する見通しだ。また、インドのヘルスケア業界全体における医薬品産業の割合は2012年で22.6%であったが、2013年には23.6%、2016年には27%まで上昇する見込みだ。

市場が急成長する一方で、同業界は数多くの課題に直面している。同報告書では、「新製品の特許問題、 政府による価格規制、法規制の未整備、不十分な医療インフラ、熟練した労働人口の不足、患者数の増加、急速に変化する技術への対応、品質担保や国際水準への対応など、数多くの問題により医薬品や医療サービスの継続的な供給が難しい環境となっている。」と述べられている。

インドの医薬品市場は世界第5位の規模であり、ジェネリック医薬品や長期治療の需要拡大、および農村部における普及率の向上の影響により、近年は2桁成長を遂げている。その他にも、健康意識や生活水準の向上、ライフスタイル変化による生活習慣病患者の増加、政府による医療分野への支出増加、および康保険産業の発展などが成長要因として挙げられている。

さらに、国内の安価な製造および研究・開発コストにより、インドで製造を手掛ける医薬品メーカーは生産効率の向上のみならず、コスト優位性の確保により海外への輸出促進を実現することができる。 現在、世界各国では低価格なジェネリック医薬品の需要が増加しており、インドはジェネリック医薬品の国際的な製造ハブとして発展している。
数多くの医薬品メーカーがインドに製造拠点を設立しており、USFDAに認可されている医薬品の製造拠点数はインド国内で計119カ所に上り、世界最多である。世界全体の医薬品生産量の内、約10%がインドで製造されており、60種類の治療カテゴリー、60,000種類以上のジェネリック医薬品ブランドが含まれる。また、医薬品原料(API)についても400種類以上が製造されている。

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