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【ポンプ】インドのポンプメーカー、伊企業を買収し排水装置事業に参入

インドの大手ポンプメーカーCRI Pumps社は、イタリアの排水処理ポンプ製造会社Fabbrica Italiana Pompe Sommergibili Srl社(FIPS社)を買収した。近年イギリスのPumps & Process Systems社の一部を買収したCRI Pumps社にとって、今回は2度目の事業買収となる。同社は現在、産業用ポンプの製造を手掛けている。

同社の副社長Soundararajan氏は下記のようにコメントする。「我々は事業拡大に向けて、付加価値の技術を保有する先進国のポンプメーカーとの提携を推進させ、有機的と無機的成長の両方を目指している。当社で付加価値パンプ製造の技術を開発するよりも、既存事業を買収した方が初期投資を抑えることができるため、立ち上げ当初からこの方針を掲げてきた。」

FIPS社はイタリア・ミラノを本拠に置く家族経営の会社であり、公共、工業、住宅や建設市場向けに下水道・廃水・排水・汚水の処理装置を製造・販売している。同社のポンプ製品の生産能力は年間1万8,000台に及ぶ。
CRI Pumps社のSoudararajan氏は、「FIPS社は専属のデザインチームを構え、現在HP-0.5からHP-250のポンプ製品を製造している。我々はいつかHP-500のポンプを展開することを目指している。今回の買収は技術譲渡契約に基づくものであるため、FIPS社は今後も独立した組織として現在の経営陣が事業を運営していく。」と述べる。

同氏によると、世界の排水ポンプ市場は現在80億ドルであり、2011年から2016年にかけて年率5.7%で成長すると推測されている。その内、23%が公共排水処理所向けであり、その他の導入先は化学、電力や精製産業などである。
インドでは約380億リットルの排水が排出されているにも関わらず、処理されるのはその内のごく一部である。また、2030年までには国内の水需要は1兆5,000億立方メートルに達する見通しがある一方、供給量は7,400億立方メートルに留まり、供給率は50%を下回る状況が予想される。そのため、国内の排水ポンプやその他の処理装置の需要は急速に拡大すると同氏は期待している。

CRI Pumps社の売上高は去年度102億5,000万ルピーであり、3年後には200億ルピーを目指している。

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