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【化学】大手Tata Chemicals社、今後は農業・コンシューマ事業に注力

インドの大手化学メーカーTata Chemicals社は、これまで中核事業としてきた化学工業から事業領域を拡大し、今後は科学技術を軸にした製品やサービスを包括的に展開していく見通しだ。

同社の社長であるRamakrishnan Mukundan氏はTataグループ社内報”Tata Review”でのインタビューにおいて下記のように述べる。
「今後の5~7年の成長基盤として、農業やコンシューマー事業を主力事業としていく。我々は現在3つの独立した事業やビジネスモデルを抱えており、各事業が成長するためにはそれぞれ距離が必要であるという認識が強まっている。我々は、英国企業の買収に伴った事業の再編成から前進し、これからはMagadi事業(同社がケニアで展開する子会社Tata Chemicals Magadi社)の再生に注力する予定だ。グループ全体を再生・活性化させ、健全な業績を取り戻していく。」

今年で創業75年目を迎えるTata Chemicals社は、農業事業への注力に向けて今後2年間で総額50億ルピー以上の投資を計画している。また、特殊な肥料や除草剤、及び高品質な種子など、高技術製品の開発にも投資を拡大させる見込みだ。

Mukundan氏によると、同社の農業事業の売上規模は現在の800億ルピーから増加し、数年後には1,500億ルピーまで拡大する余地があると言う。しかし同社の方針として、政府の補助金の対象となっている主要製品には関与しないことを明確にしている。
この方針に基づき、同社はアフリカのガボンで展開してきた肥料事業から撤退を決意している。また、ヨーロッパやケニアでは主軸事業となっているソーダ炭事業がようやく軌道に乗り始めた一方、今後の事業成長は主に農業や食品・栄養事業などに期待すると同氏は述べる。

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