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【ベンチャーキャピタル】インドのヘルスケア分野、PEファンドから大型投資を受ける

近年、インドの眼科医療は投資ファンドから高い注目を受けている。インド北部と西部地域で眼科専門病院を展開しているEye-Q Vision社は、これまで3回の投資ラウンドを通じ、Google社やSONGファンド、Nexus Venture社やHelion Venture Partners社などから計8億ルピーの資金調達を行っており、同じく眼科ケアのチェーン店を展開しているVasan Healthcare社も次回のラウンドで10億ドルの資金調達を計画している。

Eye-Q社は2007年にインドで著名な眼科医Ajay Sharma氏とRajat Goel氏により設立され、新規病院の設立や既存施設の買収を通じ、過去数年間で急速に事業拡大をしてきた。同社は現在国内に30院の眼科専門病院を展開しており、パンジャブ州、グジャラート州とウッタル・プラデシュ州のTier 2と3都市にさらに40院を新設する予定だ。同社は病院拡大のために15億ルピーの資金調達が必要になると推定している。

あるPEファンドの関係者によると、近年インドではチェーン系医療サービス会社の価値評価の相場が高まっており、今回の資金調達の提示価格は最大で同社の売上の約4倍にあたる9億ルピーで検討されているとのことだ。

近年ムンバイのNanavati Hospitalの経営権を取得したRadiant Lifecare社は、初期投資に5億ルピーを投資しており、設備投資のためにさらに30億ルピーを投入すると発表している。また、Manipal Healthcare社やNarayana Healthcare社も、自社の事業拡大の資金のために3億5,000万ドル程の資金調達を予定している。

税理士法人のGrant Thorton社によると、近年インドでは病院や診断所などの医療サービスの業界において非常に活発な投資活動が行われている。同社の関係者は以下のように述べる。「多くの取引は同業界における企業買収により促進されており、これらは小から中規模の取引であった。PEやベンチャーキャピタル系の投資活動に関しては、今年はアーリーステージ投資やITを活用した在宅医療サービスの業界で取引が活発化した見通しだ。眼科、透析センターやプライマリーケアなどの専門病院は、引き続き最も投資が活発な分野であったが、Aster DM Healthcare社やチェーン系の診断サービスAsian Institute of Medical Sciences and Thyrocare社などは多額の投資を受けた。」

Venture Intelligence社の情報によると、2014年の第2四半期でヘルスケア分野では複数の大型投資案件があった。Aster DM Healthcare社は既存株主のOlympus Capital社やIndia Value Fund社から6,640万ドルを調達し、Vasan Eye Care社も既存株主のGIC社、Sequoia CapitalやWestbridge Capital社から5,000万ドルを調達した。また、KIMS Hospital社は新規でICICI Venture社から3,600万ドルの出資を受けた。

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