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【医療】インドApollo Hospitals、仏Sanofiと提携し糖尿病クリニック事業を拡大

インド最大手病院チェーンApollo Hospitals社はパリを本拠とする大手製薬メーカーSanofi社と提携し、糖尿病治療サービスの事業を強化すると発表した。Apollo Health and Lifestyle社とSanofi社は新たな合弁会社Apollo Sugar Clinics社を設立し、Sanofi社は株式の20%を保有する予定である。両社は現在インド政府に対して合弁設立の承認申請を行っており、その他の準備も同時に進めているとのことだ。

 

現在Apollo社は全国で28拠点の糖尿病クリニックを展開しており、合弁設立後の初期段階では50拠点に拡大させる計画である。同クリニックでは、服薬順守、食生活、運動やその他の生活習慣の促進を中心に糖尿病治療のワンストップサービスを展開している。同社によると、1拠点あたり300万~600万ルピーの投資を行い、今後2~3年の期間で新たに150拠点の開設を目指すとのことだ。

 

このような事業モデルはSanofi社にとってインドが初めての試みである。同社のCEO、Christopher Viehbacher氏は、当事業の効果によっては他国での展開も検討する余地があると述べる。これまで、同社は低価格のペン型インスリン注入器”All Star”という革新的な商品を2012年にインド市場向けに発売した。

 

Apollo Hospitals社のChairman、Prathap Reddy氏は、下記のように述べる。「糖尿病がもたらす経済的、健康的、及び公的負担を踏まえ、我々の今のクリニックのサービス以外に何か提供できないかと模索していた。そこで糖尿病治療の分野において世界的な実績を持つSanofi社との連携を検討し始めたのだ。」

 

現在インドにおける糖尿病患者の数は6,500万人と推定され、糖尿病予備軍は7,720万人に及ぶと言われている。

 

Sanofi社のViehbacher氏は、「世界各国の政府、民間企業や投資家が医療費の削減を掲げている。我々は世界中で糖尿病の臨床研究を行っており、最良な医薬品や治療薬を開発してきた。しかし、今回はこの糖尿病クリニックの展開を通じて根拠に基づいた商品開発を行い、高品質の医療サービスを低価格で提供できることを目指す。」と述べる。

 

Apolo Sugar Clinics社のCEO、Gaban Ghalla氏によると、インド都市部に住む糖尿病患者は平均年間30,000ルピーの治療費を負担しており、発見が遅かった場合、治療費はその10~18倍にまで増大することもあるとのことだ。

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