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【交通】インド・ムンバイメトロ開発 建設コスト嵩み 運賃上昇の可能性

インドのムンバイメトロ・プロジェクト第1フェーズ(2013年12月運行開始予定)において、当初予定していた建設コスト240億ルピーが上回り、結果的に乗車料金の上昇に跳ね返ることになりそうだ。

マハラシュトラ州首相Prithviraj Chavan氏によると、ムンバイ大都市圏開発機構(MMRDA)と共同プロジェクトを実施しているReliance社は、当初想定していた最低運賃(6~10ルピー)に対して、2~3倍相当(18ルピー)に設定する計画があるようだ。詳細については今後Reliance社と協議を進めていく予定だ。なおChavan氏によると、建設工事のうち95%は完了している。

本プロジェクトの第1フェーズでは西のVersovaから東のGhatkoparまで全長11.4kmを開通する。メトロに乗客可能な人数はバス6台分に相当し、当該区間では一日当たりの乗降客数は約60万人と見込まれている。本路線が開通することで、移動時間が従来90分かかっていた所を約20分程度に短縮され、また乗用車の利用が減少するために交通渋滞も減少することが期待されている。

本プロジェクトを実施するにあたり、Reliance ADAG社やReliance Energy Limited社、 仏Veolia Transport社、ムンバイ大都市圏開発機構(MMRDA)がコンソーシアムを形成し、特別目的事業体The Mumbai Metro One Private社を設立している。同社の株式のうち69%はReliance ADAG社が、26%はMMRDAが、残りをVeolia Transport社が保有している。また本プロジェクトのコスト(約240億ルピー)の一部についてはマハラシュトラ州や中央政府からの助成金が充てられている。

本プロジェクトの第2フェーズではCharkopからMankhurdを整備する予定だが、駅の建設候補地が未取得である。一部に関してはマングローブ地帯を伐採しなければ駅を建設することができずインド環境森林保護省が駅建設に反対しているようだ。

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