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インドでの部屋探し【その①不動産物件探しの注意点】

 インド赴任になった駐在員やインドで留学生活を始める学生の方が、インドで物件探しをする際に参考にできる情報をまとめました。インドと日本では物件探しにおける商習慣や文化が大きく異なり、予想外の苦労を強いられるケースが多いようですが、少しでもみなさんの苦労やストレスを軽減することに貢献できればと思います。

 今回は、インドでの部屋探しにおいて注意しておきたい基本的なポイントをご紹介します。

      
      目次

 1. 家賃
 2. 初期費用      
 3. 契約期間
 4. 家具の有無 
 5. 立地、買い物
 6. 間取り
 7. 階段
 8. セキュリティ
 9. オーナー(大家)
 10. ギザ(電気湯沸かし器)
 11. パワーバック(予備電源)
 12. 公共料金

 

1. 家賃

 インドでは、住む都市やその都市内での地区、部屋の種類や設備により、家賃は大幅に異なります。おすすめは上記のインド系不動産情報サイトで希望条件から検索し、おおよその相場観をつかんでおくことです。

 また、近年インドの不動産価格は高騰傾向にあり、毎年10%程度ずつ家賃の値上げがあるかもしれません。その点についても契約前に確認しておくことをおすすめします。

 インドでは一人暮らし向けの1Kや1LDKの物件が少なく、3LDKや一軒家に一人で住んだり、複数人でルームシェアするケースが多くみられます。ルームシェアに抵抗がなければ家賃を安く抑えることができますが、一人暮らしをしたい方は家賃が高くなってしまうかもしれません。

 

2. 初期費用

 インドでは、物件契約時に家賃5ヵ月分の料金が必要となることが一般的のようです。

 以下がその内訳です。

 
 ・1ヵ月分の前払い家賃

 ・2ヵ月分の敷金(Security Deposit)
      ※デリーでは2ヵ月分が一般的ですが、バンガロールなどでは10ヵ月や12ヵ月になることもあるそうです。

 ・1ヵ月分の仲介手数料(Commission)

 ・物件によって清掃費(Maintenance Fee)を請求されることもあります

 5ヵ月分と書きましたが、不動産業者によって変動する可能性がありますので、オーナーやブローカーにしっかり確認しましょう。

 

3. 契約期間

 インドでは基本的に11ヵ月単位契約の物件が多いです。

 ただ、契約期間に関しても、オーナーとの交渉で変更可能な場合が多くあるので、その点についても強気で交渉しましょう。

 

4. 家具の有無

 インドではFurnished(家具付き)とUnfurnished(家具なし)の2種類の物件があります。

 Furnished(家具付き)の方が多少高いですが、長期滞在か、家具を譲り受ける場合を除いて、基本的には家具付き物件がおすすめです。

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グルガオンの家具付きアパートの例。
ここにはテーブルや椅子、ソファなどだけでなく、生活家電や食器などが完備されています。

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キッチンには大型冷蔵庫や電子レンジ、オーブン、電気ケトル等もあります。

 

 

5. 立地、買い物

 インドの天候や気温、交通の不便さを考えると、近くに食材や生活必需品を購入できる場所があるととても便利です。 最近はデリバリーサービスが発達しつつあるのですが、それでもちょっとした買い物が家の近くでできると良いと思います。

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グルガオンにあるショッピング・センター。食料品や日用品の買い物ができます。
(photo by Stuart Henshall)

 

 蚊の発生や異臭のある可能性があるため、近くに河川(用水路)がないことを確認しておくと良いでしょう。

 

6. 間取り

 日本では物件の間取りを1R(ルーム)、1LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と表しますが、インドでは物件の間取りを1BHK(ベッドルーム・ホール・キッチン)と表します。ホールは日本のリビングやダイニングに相当します。

 インドでは家族で住むことが多く、一人暮らしは少ないため、2BHK以上の物件が比較的多いです。 一人暮らしを考えている場合でも、1BHKと2BHKの価格差があまりないので、両方一緒に探すことをおすすめします。 また、ルームシェアをすると、一人当たりの価格はかなり安くなり、初期費用もシェアできるので、Facebookグループ等でルームメイトを募集してみても良いかもしれません。

 間取りに関してですが、風通しが良いかを確認すべきです。 インドでは風通しが悪い物件だと、部屋の中がほこりっぽくなり、体感温度も高くなります。

家族向けの3BHK(3ベッドルームアパート)の間取り図の例
間取り図

 

7. 階数

 日本で言う1階は、インドではGround floor、2階はFirst floorと呼ばれ、階数の数字が異なるので注意しましょう。

 1階(Ground floor)の物件は虫が多いことがあり、最上階の物件は夏に直射日光で気温が高くなることが多いので、その中間がおすすめです。

 

8. セキュリティ

 言うまでもないことですが、インドは日本と比較して治安があまり良くありません。そのため、セキュリティにはできるだけ気を使うべきです。

 具体的には、鍵の数、窓の格子、建物の入り口に門があるか、警備員がいるか、帰り道に街灯がしっかり付いているかを確認すべきです。

 ある程度高価格の物件となると、しっかりしたセキュリティがありますが、月25,000ルピー(約5万円)以下の低価格帯の物件ではあまり期待できないことが多いですが、最低限のセキュリティがあるかどうかは確認しておくと良いでしょう。

 

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高級マンションには、入り口にこのようなセキュリティゲートがあります。
(photo by Meenakshi Bltr

 

9. オーナー(大家)

 インドの物件では、お湯が出ない、停電、エアコンの故障等のトラブルがよく起こります。オーナーにトラブルへの対応をお願いすることも少なくないため、オーナーが英語を話せるかどうか、同じ物件か近所に住んでいるかどうかを確認しておきましょう。

 また、契約の際にどの部分の故障はオーナーが費用負担するのかをしっかり話しておくべきです。 (エアコンや家具、ギザなど)

 日本の物件探しではあまり感じないかもしれませんが、インドではオーナーとの交渉が非常に重要です。外国人ということで、物件価格や設備の保証等を不利に設定される可能性があるので、強気で交渉しましょう。インド人もしくはインド経験の長い日本人の友人に確認してもらうか、日本人向け不動産業者を利用することがおすすめです。

 物件契約後は、オーナー側の決定権が強まりますので、契約交渉時点で、出来る限りオーナーと詳しい条件を話し合うべきです。

 

10. ギザ(電気湯沸かし器)

 インドにはギザという電気湯沸かし器がシャワールームに設置されています。

 タンクの中に貯めた水を沸かすことでお湯にするため、スイッチを入れてから5~15分前後待つ必要があります。

 ギザのサイズ分のお湯しか1度に沸かせないため、あまりにも小さいギザでは困りますが、2人暮らし用の2BHK等の物件では各部屋にシャワーが付いているため、あまり問題にはならないでしょう。


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インドの家庭にはこのようなギザ(電気湯沸かし器)が必ず設置されています。
(photo by mlong2008

 

11. パワーバック(予備電源)

 インドでは、特にエアコンの使用が多い夏の時期には都市部でもしょっちゅう停電が起きます。1日1回以上停電が起きると考えてもよいでしょう。

 そのため、パワーバック(予備電源)があるかどうかはとても重要ですので、チェックしておきましょう。


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通常のアパートには、外にこのような大きなパワーバックが用意されています。

 

12. 公共料金

 インドでは、水道代、電気代、ガス代をオーナーが負担してくれる場合もあるので、契約前に要確認です。

 また、Wi-Fiが利用可能かどうか、支払いはオーナー負担か、自費なのかについても事前に確認しておきましょう。

 

 今回はインドでの物件探しの注意点をご紹介しました。次回は、実際に部屋探しを始めるにあたって、どのような方法があるのかをご紹介したいと思います。

 

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