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インドでおすすめのタクシーの乗り方

 インドに住んでいると移動手段に困ることがよくある。都市部であれば、タクシーやオートリキシャ(三輪タクシー)、メトロ、バス等が一般的な移動手段であるが、どれも利便性に欠けるところがある。

 出張者であればタクシーを利用する人がほとんどだと思うが、インドでは流しタクシーが少ないため、移動したい時に道端ですぐに捕まえることは難しい。タクシー乗り場は基本的に空港やメトロ駅、ホテルや高級ショッピングモール等、人が多く集まる場所にしかないため、その他の場所から移動したい場合は不便である。

  メトロ(電車)で移動できる都市もあるが、駅が近くになかったり、治安はあまりよくないと言われることもある。近い距離であればオートリキシャに乗る人もいるが、ドライバーが英語を話せなかったり、道に迷うことが多いのであまりおすすめはできない。普段は専属ドライバーにお願いしている駐在員でも、休日に少しお出かけしたい時や、急に移動しなければならない時に困ることがあるだろう。

インドのオートリキシャ(左)、デリー市内のメトロ
8480534886_ccc06224ee_o デリーメトロ
(photo by Ajay GoyalJean-Pierre Dalbéra


 このような時のために、いつでも、どこからでも、タクシーを手配できる便利なサービスを紹介したい。インドには、スマホのアプリから簡単にタクシーを呼ぶことができる配車サービスがいくつも存在する。インドのタクシー会社と聞くと、本当に指定した時間通りに来るのか、過請求されないか等といった悪いイメージを持つ人は多いかもしれないが、これらのタクシー会社は日本人も驚くほど便利で、安心に使えることができる。今回は、その中でもおすすめのタクシー会社をご紹介する。

 

おすすめのタクシー配車アプリ「OLA」

OLA3

 

 

 

 「OLA(オラ)」は、去年ソフトバンクが出資したことでも話題になった、インド発のタクシー配車アプリである。OLAは利用者とタクシードライバーをつなぐプラットフォームを提供している。利用者は、スマートフォンのアプリケーションやウェブサイト、またはコールセンターで即時にタクシーを予約することができる。

アプリでの予約方法

 アプリを開くと、地図上に近場に待機しているタクシーが表示される。GPS(全地球測位システム)をオンにして自分がいる位置を割り出し、予約ボタンを押せば、すぐにタクシーが配車される仕組みだ。

アプリ内画面

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アプリを開くと近くにいる予約可能なタクシーやが表示される

 

 予約をするとドライバーの詳細が表示され、電話番号を知らせてくれる。すぐにOLA側から電話がかかってきて配車場所の確認をする。電話を切った後は、GPSがタクシーを追跡し、アプリの地図上で居場所を随時知ることができる。たまに道を間違えているドライバーもいて、「間違っているぞ!そこを右に曲がれ!」なんて電話で指示することも。

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予約したドライバーの詳細や現在地等が表示される

 

乗り方

 いざタクシーに乗り込むと、ドライバーがスマホを使いメーターをスタートする。目的地に着くとメーターを止め、スマホが計算した料金が表示されるので、ぼったくられる心配も無い。

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目的地に到着すると料金が表示される

 アプリも連動しており、開けばすぐに料金が表示される。その場で現金で支払いをすませることも可能だが、細かいお金を持ち合わせていない時もある。そこで便利なのが、アプリ内の課金システム。事前にデビットカードやクレジットカードで課金をしておけば、そこから引き落とすことも可能だ。そして事前予約もでき、最低1時間後から可能。最高で1カ月後の予約もできる。

 

タクシー料金

 デリー首都圏(NCR)の料金は、小型車で初乗り4キロが100ルピー(約190円)。その後は1キロ当たり8ルピーで課金される。セダンは初乗り100ルピー、1キロ11ルピー。トヨタのイノーバなど大型車は初乗り5キロで200ルピー、1キロ20ルピー。地域により価格差はあるが、初乗りの最低料金は大体100ルピー程と、日本と比べればかなりお得な料金設定だ。行き先などの条件を入力すれば、前もって大体の料金を調べることもできる。

 

女性の安全性にも配慮

 女性は、男性ドライバーの車に1人で乗り込むことに不安を感じるかもしれない。ただ、最近のタクシー会社はそんな女性への配慮も忘れてはいない。

 友人や家族の連絡先を緊急連絡先として登録することができる。アプリの画面には「SOS」のボタンがあり、非常事態があればそのボタン一つでその人たちにただちに連絡がいく。アプリからの予約を全て共有することも可能で、連絡先に登録された人はアプリ内でタクシーがどこへ向かうか追跡できる。日本で逐一追跡されたら、監視されているようでストーカー行為を疑ってしまうが、ここはインド。特に女性は気を付け過ぎて過ぎることはないだろう。

 OLAは、デリーNCRはもちろん、ムンバイ(西部マハラシュトラ州)やチェンナイ(南部タミル・ナドゥ州)と始めとする大都市のほか、アグラ(北部ウッタル・プラデシュ州)やバラナシ(同)などといった観光地を含む全国約90都市で配車サービスを展開している。

 

パソコンでも予約可能

 スマホのアプリに慣れていない方であれば、パソコンのウェブサイトからも同じように予約することができる。予約するにはアカウントの設定が必要となるが、メールアドレスがあれば登録ができる。

ola website

【予約ページ:https://www.olacabs.com/

 

その他のおすすめタクシー会社

 他にもメル―キャブ(Meru Cabs)やメガキャブ(Mega Cabs)、ウーバー(Uber)など様々なタクシー会社が存在し、どれもスマホのアプリでサービスを提供している。アプリをダウンロードするのが面倒であれば、パソコンや電話でも同じような仕組みで予約ができる。

 meru cabs
大手タクシー会社Meru Cabsのホームページ。
パソコンからもウェブサイトでタクシーを予約することができる。
https://www.merucabs.com/

 これらのタクシー会社も信頼度が高く、現地の携帯電話やインターネット接続のあるスマホがあれば出張者でも安心に使用できる。少しモールに買い物へ、などちょっとしたお出かけには最適。専属ドライバーがいる場合でも、到着に1時間待つならタクシーを呼んだ方が便利なんてことも。インドでの移動手段に困った時に備えて、スマホにタクシーアプリは必須間違いなし。

 

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