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【二輪車】Yamaha社、インドのスクーター市場で10%のシェア狙う

日本の二輪車大手Yamaha社は今年度、急速な成長を遂げるインドのスクーター市場において10%のシェア獲得を目指すと発表した。

Yamaha社のインド子会社Yamaha Motor India Sales社は、現在インドのスクーター市場で7%のシェアを占めており、1ヶ月当たり約30万台のスクーターを販売している。
Yamaha Motor India Sales社のRoy Kurian氏は下記のように述べる。「現在、当社のスクーターの販売数は1ヶ月で約2万3,000台である。しかし市場における我々のモデルのプレゼンスは高まっており、数か月後には市場シェアを10%に引き上げることを目指している。」

同社はインドにおいて”Ray”、”Ray Z”と”Alpha”の3種のスクーターモデルを展開している。”Ray”は2012年、そして”Ray Z”は2013年から販売開始しているが、“Alpha”モデルは今年初頭に行われた自動車見本市にてローンチされた。

Kurian氏は、「”Ray”や”Ray Z”は若者向けである一方、”Alpha”モデルは家族向けのモデルであり、スクーターの売上全体の約7割を占める家庭用市場を狙っている。」と述べる。

インド自動車工業会(Society of Indian Automobile Manufacturers)によると、インドにおける2013年度のスクーター販売台数は、対前年比で23.24%増にあたる3,602,744台に到達した。販売台数第1位となったHonda Motorcycle & Scooter India社が1,902,859台を記録し、それに次ぎHero MotoCorp社が690,079台、TVS Motor Co社が456,975台となった。一方、Yamaha社は176,981台、そしてSuzuki Motorcycle India社は296,805台の販売台数となった。

地域別の売上状況を見ると、Yamaha Motor India社のスクーターの売上の内、南部と西部地域が大半を占めている。Kurian氏は下記のように語る。「当社のスクーターの売上の内、南部と西部地域の売上は約70%を占めている。」
近年では農村部地域でもスクーターの普及が進んではいるものの、デリー、ムンバイやプネなどの都市部市場が未だ主要市場であると同氏は述べる。
製品ラインアップの拡張の可能性について同氏は、「現時点では既存の3種のモデルを国内市場で確立させることに注力しており、新たな市場開拓やブランドの認知向上に取り組んでいる。」とコメントする。

Yamaha Motor India Sales社は現在国内でディーラー400店、支店250店、及びサブ・ディーラー500店のサービスネットワークを保有している。同社のスクーター製品はSurajpur工場で生産されており、同工場は年間100万台の生産能力を保有している。
また、同社はチェンナイに新たな生産拠点を建設しており、来年にはスクーターの生産も開始する予定となっている。2018年までには、新工場に年間180万の生産能力が設置される見通しだ。

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