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ソフトバンク、アーリーステージ企業への投資を縮小、今後は成熟企業への大型投資に注目

ソフトバンクは、これまでアーリーステージ(起業直後の段階)のベンチャー企業に比較的小規模な投資を行ってきたベンチャー・キャピタル部門「ソフトバンク・キャピタル」の機能を縮小させ、より成熟した企業への大型投資に転換させる意向を発表した。

去年9月に同社の副社長としてグーグルから移籍したNikesh Arora氏は、「今後数十年間、ソフトバンクが長期的な持続可能性を高めるためには、いくつもの企業の少数株主になることが重要となると考えている。」と述べた。同社は今後もアーリーステージ企業に投資する可能性はあるが、「それは例外という位置づけになるだろう。」と同氏は語る。

Techcircle.inの取材に対し、ソフトバンクの関係者は次のようにコメントした。「ソフトバンク2.0を構築するためには、イノベーションを主導し将来的なマーケットリーダーになり得るような企業を束ねていくことが重要だと考えている。SnapdealやOlaの例のように、このような企業と一緒になり成長を応援したい。」

同社は成熟企業だけでなくアーリーステージ企業も含む幅広いポートフォリオを持つことが、長期的に存続していくための重要な鍵となると考えている。同氏は、「インドの潜在性には今後も期待している。」と述べた。

ソフトバンク・キャピタルはソフトバンクや第三者企業の資金を運用し、米国のアーリーステージやプレ・レベニュー(売上のない)のベンチャー企業、米国及びアジアのグロースステージ企業への投資を手掛けている。同社はこれまで、BuzzFeedやHuffington Post、Zynga等に投資を行ってきた。同社は、2010年及び2014年のアーリーステージファンドの運用・管理業務をLerer Hippeau Ventures社に移行させる見通しだ。

しかし、これによりソフトバンクはアーリーステージ企業への投資を完全に取りやめる訳ではない。同社は去年インターネットやデジタルメディア企業に投資する投資部門ソフトバンク・インターネット・アンド・メディアを設立し、わずか半年でインドのスナップディールやオーラ、ハウジング・ドット・コムに対して約10億ドルを投じた。

去年ソフトバンクはインドのインターネット及び通信業界に約100億ドルを投資すると表明した。同社はムンバイのヘッドハンターを通じ、専属チームを設置する予定だ。

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