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【経済】インド企業、アフリカ市場に巨大な事業機会あり

マッキンゼーの調査レポートによると、インド企業はアフリカのIT、農業、インフラ、製薬や消費財市場において独自のバリュー・プロポジションを確立させることにより、2025年までにアフリカ市場における売上を総計1,600億に拡大できる見込みだ。
インド工業連盟(CII)アフリカ委員会代表のNoel Tata氏は、「厳しい投資環境のなかで事業展開してきたインド企業の経験や知恵は、アフリカで事業拡大する上で有利に働くだろう。現在アフリカ市場は構造的な海外投資を必要としており、インドにとって長期的な経済効果を見込める市場だと考えている。」と述べる。

CIIで発表されたマッキンゼーのレポート”Joining Hands to Unlock Africa’s Potential A New Indian Industry-led Approach to Africa”には、アフリカにおいてインド企業はITサービス市場で7%、FMCG市場で5%、電力市場で10%、農業関連サービス市場で2~5%の市場シェアを獲得できると推測されている。

しかし、インド企業がアフリカ市場において優位性を確立させるためには、アフリカ各国の政府や産業と接続的な関係性の構築、産業・各国の市場環境の理解、有力企業でのコンソーシアム機構の設立、他国からの資金調達などの取り組みが必要とされる。

同レポートによると、インド企業によるアフリカ市場への展開は、雇用創出、人材育成の促進やインフラ開発の発展などの社会的・経済的効果を見込むことができる。インドとアフリカの市場は、非組織な構造や厳しい投資環境などの点で性質が似ており、インド企業は国内の事業で蓄積した流通構築のノウハウや革新的なマインドセットを有効活用できる見通しだ。特にアフリカのITサービス、消費財、製薬、自動車、農業やインフラ業界においてインド企業の活躍が見込める。

一方で、どの新興国でも同じであるが、アフリカ市場へ参入するインド企業は「新興国課題」に悩まされることになる。例えば、不慣れな市場環境における事業リスク、インフラの欠如、優秀な人材の確保や未熟な金融サービス産業などが挙げられる。

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