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インドの高額紙幣廃止、政府が追加情報を発表する一方、混乱は続く見通し

インドのモディ首相は、11月8日にテレビ放映された国民向け演説において、500ルピー札と1,000ルピー札の2種類の高額紙幣を4時間後に廃止すると発表した。汚職や脱税、偽造紙幣などで多く使用される高額紙幣を市場から回収し、ブラックマネーの蔓延を防ぐことを目的としている。

モディ首相は、発表から4時間後の9日午前0時以降は、これらの高額紙幣は無効になり、10日に新たな500ルピーと2,000ルピー札を発行すると述べた。

無効となった旧紙幣は一時的に限られた公共施設で使用可能、そして12月末までに銀行で新紙幣に交換するか、銀行口座に預金できると発表されているが、1回で交換・預金できる金額の上限は4,000ルピー(約7,000円)と決められており、人々は何度も銀行に足を運ばないといけない状態となっている。また、各地の銀行には人が殺到し長蛇の列が続き、銀行が紙幣不足となる等の大混乱が発生している。

このような混乱に伴いインド政府は8日の発表後、旧紙幣の廃止及び新紙幣の発行に関する追加情報を2回通達している。しかしながら、11月17日に発表された最新の通達では、銀行における旧紙幣の交換額がさらに引き下げられ、一人につき1回2,000ルピー、1週間で24,000ルピーが上限とされ、新紙幣の受け取りに伴う混乱は今後も続く見通しである。

 

最新の状況は在インド日本大使館等の情報をご確認下さい。

・新紙幣発行に係る情報について(お知らせ)(11月9日発表)
http://www.in.emb-japan.go.jp/files/000202075.pdf

・新紙幣発行に係る情報について(お知らせ)に関する追加情報(その2)(11月15日発表)
http://www.in.emb-japan.go.jp/files/000203873.pdf

・新紙幣発行に係る情報について(お知らせ)に関する追加情報(その3)(11月17日発表)
http://www.in.emb-japan.go.jp/files/000204661.pdf

 

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