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インド高額紙幣の廃止で小売流通に打撃 

高額紙幣の廃止により、インドでは小規模なキラナショップなどの伝統的小売や、電子決済などの支払い手段を持っていない貧困層が大きな打撃を受けている。

先日Nielsenが実施した高額紙幣廃止によるインパクトに関する調査報告書によると、インドでは現金のみで取引を行っている中小都市や農村部の小売店が卸業者から商品を仕入れることができず、経営状況に大きな損失が生じていることがわかった。Nielsenが調査した全国のキラナストア750店舗の内、67%が商品の仕入れに問題を抱えており、70%が店舗の売上が減少していると回答した。

インドではほとんどの卸業者が現金での取引しか受け付けないため、小売側も消費者からカード決済は受け付けず、現金支払いのみで対応しているケースも多い。

このような状況により、FMCGメーカーにも悪影響が生じている。高額紙幣の廃止により特にビスケットやチョコレート、飲料等の嗜好品の需要が急減しており、ハイパーマーケットやスーパーマーケットでは嗜好品の売上が約15%減少したと報告されている。

Godrej Consumer ProductsのManaging Director、Vivek Gambhir氏は高額紙幣の廃止について、「最初は現金取引のみの卸業者と問題が生じる可能性はあるが、長期的に見れば電子決済が可能なモダントレードやECサイトの売上が向上する可能性も大きい。」と述べた。

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