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【社会】共同体から個人へ インド若者文化の変化

VML Qaisの調査により、インドの都会に住む若者たちは、ファッショナブルな製品を買いたいと思っており、人と人との関係性には終わりがあると信じており、教育がキャリアに及ぼす影響は小さいと考えていることが分かった。

調査結果からは、個人主義的な考え方の強まりや、ライフスタイルの個人化の傾向が明らかとなった。事実、同調査が実施されたアジア9か国のうち、独立志向指標の得点はインドが最も高かった。

調査はムンバイ、デリー、バンガロール、ハイデラバードで実施され、18-35歳の調査参加者2,000人以上が、自動車、美容、メディア、贅沢品、恋愛、スポーツ、テクノロジーなど、16のトピックスについての質問に答えた。

 

テクノロジー分野に関しては、調査参加者の73%が従来のメディアよりソーシャルメディアを、ブランドより友達の意見を信頼していると回答した。また、80%は自らの意見をソーシャルメディアに投稿することが好きだと回答、限られた人とのコミュニケーションを好む傾向も見えた。行き過ぎたテクノロジーが身の回りの人とのコミュニケーションを疎かにすることには多くの人が同意している。

スポーツに関しては、スポーツ観戦の際もチームそのものよりプレーヤーのファンとなる傾向があり、77%はスポーツを見る際に応援している特定の選手に着目すると回答した。

エンターテイメントでは、調査参加者の約79%が、質の良いエンターテイメントを見るために今以上にお金を支払う意思があると答えた。

健康・美容関連では、約67%が市販のサプリメントを信頼していると回答した。

また調査に参加した女性の62%が外見を良くするための美容整形手術を許容しており、男性の75%がスキンケア製品を使用していた。

調査参加者の78%は、ファイナンシャルプランニングを行うことを常識の範囲内だと感じていた。結婚に関しては、83%が幸せになれるパートナーを見つけた場合のみする価値があると答え、上手くいかない場合は離婚してもよいとした。

調査結果で見られる傾向の背景として、「インドの18歳から35歳の若者は、伝統的な共同体中心の社会に生まれ、社会経済シナリオの急速な変化を目の当たりにしている。その結果、彼らの考え方は、“私たち”という共同体による考え方から、“私”という個人のライフスタイル中心の考え方へシフトしている」とVML Qais Asiaの研究部長を務めるRajeev Lochan氏は説明している。その一方で、デリーで発生した集団暴行事件への若者の反応から、彼らがやさしい心を持っていることが明確に見て取れる、と同氏は続けた。

 

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