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【人材】インドの大手企業、海外のビジネススクールから積極採用

東南アジア、ラテンアメリカ、米国やアフリカなどへの海外展開に向けて、インドではGodrej社、Aditya Birla社やWipro社などを含む多くの企業が、海外のビジネススクールや大学院からの人材採用に積極的な取り組みを見せている。このような動きの背景には、海外拠点における現地化の推進、現地市場への理解度が高い人材の確保、および長期的な雇用が見込める人材採用によるリソースの安定化などの企業側の意図が見受けられる。

Carbon Black Business社のCEO兼Aditya BirlaグループのHR部門のDirectorを務めるSantrupt Misra氏は下記のように述べる。「我々は過去数年間において海外のビジネススクールからインターン生を採用しており、そのまま正社員として雇用するケースもある。来年からは戦略上の重点地域に絞り、その地域の優秀な教育機関から積極的に人材募集を行うかもしれない。海外からの人材採用は、我々の事業にとって必要条件となっている。」

Godrej Consumer Products社(GCPL社)のような企業もビジネス面の目的で海外採用への取り組みを強化している。Godrej Industries社とそれらの関連会社のHR及びCorporate Services部門を統括するSumit Mitra氏は、「今年からはアフリカ、東南アジアやラテンアメリカなどの地域のビジネススクールから学生を採用している。これは現地拠点の体制の強化や民族性という面でのバランスの担保を目的としている。現地の文化に精通した人材を採用することは戦略的に合理的である」と述べる。

同社は、将来的にはインドからの駐在員を減らし、各国において優秀な人材を雇用していく予定だ。数か月前、GCPL社はインドネシアの国内トップ3~4位に該当する大学院から学生12名を採用しており、Capetown Universityなどの南アフリカの教育機関とも交渉中である。

IT大手のWipro社は海外のビジネススクールと提携し、事業での需要や必要条件に基づき適切な人材の採用を行っている。過去1年間では自社の事業や顧客の需要に応じて米国や英国のビジネススクールから数々の人材を採用しており、今後も数を増やしていく予定だ。同社は、毎年世界トップのビジネススクールから優秀な人材を募集する”Global Top 100”プログラムを実施している。これらの人材はWipro社が展開する幅広い事業や地域に配属され、多様な経験を経て8-10年後にはグローバル・リーダーとして飛躍することが期待される。

さらに、IT大手のInfosys社も今年度中に海外のビジネススクールから200名を新たに採用し、優秀な人材リソースを構える体制を強化していくと発表した。同社は今後Harvard、NYU Stern、Geogia Tech、Yale Kellogg、Booth、Wharton、UCLAなどを始めとした海外のトップビジネススクールと提携を進めていくとのことだ。同社のSVP兼HR部門のGroup Headを務めるSrikantan Moorthy氏は、「我々の目標は、各海外拠点において現地の優秀な人材を採用することにより、多様な人材リソースを抱えることである。」と述べる。

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