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【社会】Norton Report、インドでネットいじめが増加していると報告

ネットセキュリティサービスを手掛けるSymantec社の調査によると、インターネットやスマートデバイスへのアクセスが簡易化していることから、インドではネットいじめの問題が急増している。また、より深刻な問題として、多くの保護者が自分の子どもがネットいじめの被害を受けていることを認識していないことが明らかになった。

Symantec社が実施した調査”The Norton Report: Family Edition”の結果によると、アンケートに協力した子ども対象者の52%がサイバー犯罪の被害、もしくはネット上でネガティブな体験をしたことがあると回答した。また、約18%がネットいじめを経験したことがあると回答した。しかし一方で、保護者の対象者の84%が、自分の子どもがネット上でいじめにあっているとは思わない、と回答している。

ネットいじめとは、電子メール、SNSやテキストメッセージなどの電子ツールを通じたいじめのことを示す。

興味深い発見としては、対象となった子どもの約34%がネット上で他者に不快な体験をさせたことがある、と回答していることだ。
ネット上での不快な体験には、他人のプライベートの情報を無許可で流出させる、性的な嫌がらせやネット上でのストーカー行為、ハラスメントを行う、しつこい連続メールの送信、などが含まれる。

Symantec社Norton事業のCountry Manager (India)、Ritesh Chopra氏は、「オンラインの利用は今や大人だけでなく、子どもの間でも学校の宿題や遊ぶ目的として日常的な習慣になっている。ソーシャルメディアやネットの世界が子どもたちの生活にも浸透が進む中、人々の精神状況に害を及ぼすネットいじめは非常に危険な問題である。」と述べる。

また、より多くの人が携帯電話を利用するようになっていることも、ネットいじめ被害の影響力を向上させているようだ。
「オフラインのコミュニケーションとは違い、チャットやメッセージは自動保存や他人への転送が可能であり、会話を偽装したり、関係ない場所に掲載することもできてしまう。一度ネット上で公開してしまうと、情報の発信者はコントロールを失ってしまう。」(同氏)

通常の学校内でのいじめに関しては、経験有りと回答した対象者は女の子で約58%、そして男の子は28%であった。

Symantec社が毎年実施している”Norton Report”調査は、24か国13,022人の成人(18~64歳)が対象となり、これらの24か国にはオーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、インド、イタリア、日本、UAE、英国や米国が含まれる。インドでは、Tier IとII都市に住む300人(保護者及び子ども)以上がアンケート調査に参加した。

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