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インド農村世帯の生活実態 携帯電話保有率は68%超える一方、自動車や冷蔵庫は未だ低水準

先日インド政府が公表した2011年の社会経済・カースト調査(SECC: Socio Economic & Caste Census 2011)の報告書によると、インドの農村地域では未だ自動車や電話機、冷蔵庫、農業機器などの保有率が著しく低いことが明らかとなった。

同調査のデータによると、農村世帯の自動車保有率は約2割であり、そのほとんどが二輪車であった。また、冷蔵庫の保有率も11%と全国平均と比べると低水準であることがわかった。

この背景には、都市部と農村部を接続する公共交通インフラや電力供給の不足、さらに生活スタイルの違いなどが挙げられる。農村部ではほとんどの家庭が農業に従事する一方、灌漑機器の保有率はわずか10%程度であり、農業機器になると4.1%まで下がる。ファイナンシャル・インクルージョン政策として政府が給付している農民向けクレジットカード「Kisan Credit Card」も、限度額が5万ルピー(約10万円)を超えるカードの保有率はわずか3.6%であった。

一方、その中で注目すべき点は携帯電話の保有率だ。調査対象となった農村世帯の68%以上が携帯電話を保有していた。

同調査はインド全国の農村地域で実施されたが、ゴア州やデリー首都圏、ポンディシェリ連邦直轄領、チャンディガール州では、これらの世帯保有率は高い傾向にあった。

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